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特色のある授業


特色ある授業

ソーシャル・イノベーション研究科の特色ある授業を紹介します。(随時更新予定)
これまでの経営系専門職大学院にはなかった思考科目を充実させています。

座談会ダイジェスト

大室研究科長、稲墻先生、福谷先生、藤本先生、若宮先生

座談会(前半)

座談会(後半)

鴨崎先生インタビュー

 イノベーションのための思考法として現在注目されている「アート思考」について、基礎的な知識を得るとともに、座学のみではなくワークショップを通じて学生が実践的にアート思考を体験します。「アート思考」とはアートについての知識や教養を身につけることではありません。アートや芸術家のラディカルな創造性に触発され、価値観の凝りをほぐし、常識を超えた自分ならではのユニーク・バリューを生み出すモードです。そのために授業は「受け身の学習」ではなく、不確実性を楽しみ自ら価値を生み出そうとする姿勢を磨くことを目指します。
 また、旧来の価値観を脱し、多様な視点から世界と自分に出会い直すことで、拡大一辺倒の資本主義ではなく、持続可能な社会への世界との関わり方について考えます。

システム思考(福谷 彰鴻 客員准教授)

 私たちが現実に直面する複雑な課題を解決するために必須の力として、OECDのEducation 2030プロジェクトにも紹介されているシステム思考。現代の社会が直面する環境や社会の持続可能性の課題は、ものごとをただ要素還元するだけでは解決できないだけでなく、意図せぬ結果を生むことがしばしばです。こうした複雑な課題に効果的にアプローチするため、要素のつながりに着目して「木を見て森も見る」思考習慣をはぐくみます。氷山モデルや因果関係ループ図、時系列変化パターングラフなど、一見難解なシステム思考のツールや手法を、身近な事例を取り上げた実践演習と対話を通してて実生活に応用できる学びをサポートします。

身体性思考(藤本 靖 客員准教授)

「外の世界にある情報に出会い、それを感覚として受けとめて表現する」われわれが日常当たり前に行っているこのプロセスを「身体」をベースに考察することが「身体性思考」です。
先行きの見えない不確実な世界を生き抜くためには、持続可能性を持つ未来を構想する創造力、人や社会とつながる共感力が必要となります。
この授業では、創造力や共感力の源泉となる「身体性」について、理論(神経生理学)と実践(ボディワーク)を交えて講義します。

セルフマネジメント(稲墻 聡一郎 客員准教授)

 この授業は、「望む結果を得るために、どのように自分をマネジメントすれば良いのか?」「パフォーマンスを発揮できる状態をどのように作り、リーダーシップを発揮するのか?」などのセルフマネジメントの要素を主に扱います。ソーシャル・イノベーションを実現し、それを持続可能な状態にするためには、「自分の外側にある人や環境を変える」アプローチだけでなく、「自分自身の内面や思考のクセ、感情・行動・結果の構造」を理解し、まず自分自身がサステナブルになる必要があります。この授業では、自分自身の内面や軸(思考レベルではなく、感情や身体感覚レベル)に向き合いながら、今までとは違う選択肢を生み出し、新たな行動・結果を生み出していくための土台を理解し、自分自身をマネジメントすることがどう組織や社会につながるかの構造を理解していきます。

ソーシャルファイナンス論(鴨崎 貴泰 客員准教授)

 少子高齢化、経済格差、地方創生などの社会課題が深刻化するなか、NPO、企業、行政、市民など様々な主体が協働して課題解決を行なっていく必要があります。しかし、こうした社会課題解決に必要な資金は不足しており、政府の財政の逼迫する日本では公的資金のみに依存することは不可能です。そこで、民間資金を活用した社会課題解決「ソーシャルファイナンス」に近年注目が集まっています。この授業では、ソーシャルファイナンスを「社会的インパクトを生むための金融」と捉えて、その概要と調達手法を学びます。