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【キャリアセンター】12月8日(金)臼井 則生氏による第2回象山未来塾が開催されました


12月8日(金)に第2回象山未来塾が開催されました。
象山未来塾とは、教員や企業、地域の方をゲストに、学生と語り合い、イノベーションの思想に触れ、自分のキャリアについて考える、教育課程外のプロジェクトになります。第2回目となる、今回のゲストは、長年フィリピン・マニラにあるアジア開発銀行にて上席エコノミストを務めてきた臼井 則生氏です。「グローバルとは?開発の現場から」というテーマにて、開発の現場における実情を踏まえ、以下の題目でお話していただきました。

・Still love you, Japan?
・Mosquito nets“Free or charge?”
・Diet and Cakes: Adopting new seeds and fertilizer
・Everything is important: Washington consensus

とりわけ、学生たちがお互いの意見を活発に交わしていたのは「Mosquito nets“Free or charge?”」というテーマでした。
とある国で蚊帳を広く普及させるための方法として、人々に無償で配布すべきか、それとも多少の金額をもらってでも有償で配布すべきかという2つの視点から議論が交わされました。無償で配布すべきという学生は、「すべての世帯に素早く普及させるには、無償の方がよいのではないか」という意見に対し、有償で配布すべきという学生は、「多少の金額を払ってもらった方が、価値ある物として大切に利用してくれるのではないか」との意見でした。どちらの考えにも正解はありませんが、各々の意見を活発に交わした後、さらに、統計データを用い、意見交換が進められました。参加した学生は、開発の現場で実際にエコノミストが繰り広げた議論を体験し、経済学について、また、開発の現場について理解を深めていました。

講演の最後に、臼井氏は次のような言葉を学生へ投げかけています。
“英語を勉強しなさい。将来、80億の世界へ出ていくかは、あなた次第です”と。

長年、海外で働き世界の国々、そして人々をみてきた臼井氏だからこそ発せられたこの言葉に学生たちは大いに魅了され、心を動かされたようでした。

ご多忙のなか、講演を行って下さった臼井氏にキャリアセンター一同、感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。