本学の海外プログラムはカリキュラムにおいて大変重要であり、これに期待を寄せて入学してきた学生も大勢います。
　海外プログラムは、英語力だけでなく専門分野の学びを深めるための約２～4週間の短期研修プログラムで、全学生が参加します。
　しかし新型コロナウイルス感染症の拡大により、本学は2020年以降学生を海外に派遣できていません。

　渡航が叶わない条件の中、世界6か国７つの大学などで学ぶプログラムについてオンラインを主な手段として組み立て直す必要が
ありました。
　このプロセスにおいては、本学の教学理念上の重要性を鑑み、オンラインであっても現地渡航を伴うプログラムと同等の学びを
得られるようなプログラムを構築することを重視しました。

　海外協定校関係者の協力を得ながらオリジナルのオンラインプログラムを構築し、食健康学科は2021年3月に実施、
グローバルマネジメント学科とこども学科は2021年6月から9月にかけて実施しました。研修中は、予測がつかないコロナ感染状況に常に注意を払いながら、研修先国のロックダウン等、急なスケジュール変更にも対応し、またインターネット接続の問題にも対処する
必要がありましたが、全ての研修を無事に終えることができました。

　プログラム終了後、参加した学生の多くから高い評価を得ることができ、オンラインでも十分に力を付けられる内容の研修を
実施することができました。
　
　本学初となるオンラインでの海外プログラムの試みが成功裏に終えられたのは、関係者の皆さまのご協力あってこそと、
心から感謝申し上げます。