ゼミ紹介
中澤ゼミ テーマ「長野県の食の豊かさを探求する」
中澤 弥子 教授
長野県の食文化は豊かです。郷土料理はもちろん、『長野県史 民族編』など長野県の人が残した食に関する資料の豊富さは大きな財産です。私たちは書物だけでなく実際に、強度に伝わる食をつくってみて、その価値を知ります。先人が工夫して今につなげてきた和食文化を、文化的な側面と、科学的に分析・評価を行うことも大事です。食文化研究サークルも担当していますので、学生には1年生から希望者には参加してもらい、一緒に活動しながら学んでいます。
長野県には味わってほしいもの、訪れてほしい場所、会わせたい魅力的な方が多くいらっしゃいます。現地で調査したり、農作業を体験したりしながら、食文化の奥深さや食生活の大切さを学びます。そして長野県の食を深く学ぶことで、学生は自分の生まれ育った地域の宝物は何か、と考えます。日本の別の地域は、海外の宝物は、とその視線は広く、あらゆる場所に向けられるでしょう。昔の人が残した知恵や工夫、それを大切にしながらも現代の暮らしに合わせ変化していく面白さ。そうして食の世界は広がっていきます。
長野県には味わってほしいもの、訪れてほしい場所、会わせたい魅力的な方が多くいらっしゃいます。現地で調査したり、農作業を体験したりしながら、食文化の奥深さや食生活の大切さを学びます。そして長野県の食を深く学ぶことで、学生は自分の生まれ育った地域の宝物は何か、と考えます。日本の別の地域は、海外の宝物は、とその視線は広く、あらゆる場所に向けられるでしょう。昔の人が残した知恵や工夫、それを大切にしながらも現代の暮らしに合わせ変化していく面白さ。そうして食の世界は広がっていきます。
白神ゼミ テーマ「腸管の栄養素吸収と輸送担体を科学する」
白神 俊幸 准教授
私が担当するゼミナールでは、実験・研究への導入、研究論文の見方・捉え方に始まり、栄養素の消化や吸収の分子機序、特に小腸のペプチドやアミノ酸の輸送担体に関する分子栄養学・臨床栄養学的エビデンスの紹介などを行い、議論をします。学生自らが自身の考え方や疑問に思った点を発言することを必須としています。
卒業研究では、疾病の予防・改善を視野に入れた腸管上皮の栄養素輸送担体の調節、食品由来成分による栄養素吸収の制御に関する基礎研究を行っています。研究の軸は、腸管の栄養素吸収や輸送担体ですが、長野県特産の農産物をターゲットとして、健康や栄養に関する情報発信につなげていきたいと考えています。
学生たちには、ゼミを通じて自ら考えて、自らの考えを意思表示できる力、周囲の人間と議論・調整し、まとめる能力、自ら行動できる能力を身につけてほしいと願っています。また、人の後ろを追うのではなく、積極的に新しいことを知りたいというモチベーションをもつとともに、目の前にあるものを疑う目(科学的視点)をもってほしいと思います。
卒業研究では、疾病の予防・改善を視野に入れた腸管上皮の栄養素輸送担体の調節、食品由来成分による栄養素吸収の制御に関する基礎研究を行っています。研究の軸は、腸管の栄養素吸収や輸送担体ですが、長野県特産の農産物をターゲットとして、健康や栄養に関する情報発信につなげていきたいと考えています。
学生たちには、ゼミを通じて自ら考えて、自らの考えを意思表示できる力、周囲の人間と議論・調整し、まとめる能力、自ら行動できる能力を身につけてほしいと願っています。また、人の後ろを追うのではなく、積極的に新しいことを知りたいというモチベーションをもつとともに、目の前にあるものを疑う目(科学的視点)をもってほしいと思います。
学生インタビュー(稲山ゼミ)
4年(取材当時)
髙橋 優衣香さん
地域の高齢者を対象とした食事面からのフレイル予防
高齢者の栄養管理について学びを深めたいと思い、稲山先生のゼミを選びました。テーマは「地域在住の高齢者のフレイル予防をめざした栄養・食生活支援について」です。フレイルは心身・生活・社会性の機能が複合的に低下している状態をさします。高齢者は健康と身体機能が急激に衰えるリスクが高く、栄養・食生活の面からどのように支援したらよいか、研究しています。まずは、先行研究をもとにどのような支援が必要か議論しました。次に、栄養マネジメントサイクルにそって、栄養教育の計画を立てました。
現在は、協力していただける施設の方々と議論しながら計画の練り直しを行っています。行動経済学のナッジ理論をもとに栄養教育の対象者を募るチラシを作成したり、行動科学理論を活用した教育プログラムを立てたりするなど、授業で学んだことを実践に生かしています。卒業研究を通して、理論に基づきフレイル予防のための栄養・食生活支援が実践できる管理栄養士になる自信を身につけることができそうです。
高齢者の栄養管理について学びを深めたいと思い、稲山先生のゼミを選びました。テーマは「地域在住の高齢者のフレイル予防をめざした栄養・食生活支援について」です。フレイルは心身・生活・社会性の機能が複合的に低下している状態をさします。高齢者は健康と身体機能が急激に衰えるリスクが高く、栄養・食生活の面からどのように支援したらよいか、研究しています。まずは、先行研究をもとにどのような支援が必要か議論しました。次に、栄養マネジメントサイクルにそって、栄養教育の計画を立てました。
現在は、協力していただける施設の方々と議論しながら計画の練り直しを行っています。行動経済学のナッジ理論をもとに栄養教育の対象者を募るチラシを作成したり、行動科学理論を活用した教育プログラムを立てたりするなど、授業で学んだことを実践に生かしています。卒業研究を通して、理論に基づきフレイル予防のための栄養・食生活支援が実践できる管理栄養士になる自信を身につけることができそうです。